15. パウダースパイスを先に入れてもいいのか?
どもども。
スパイスカレーは「トマト→パウダースパイス」の順番に入れるのが一般的だ。
私が買った数冊のレシピ本もこの通りだったから、今までなんの疑いもなく、忠実な犬の如く従ってきた、わん。
しかし、スパイスの香りや成分は油に溶け出すという。
だったら「パウダースパイス→トマト」の順番の方が、スパイスが効いた味わいになるのではないか?
~材料~
はじめのスパイス
クミンシード・・・小さじ1/2
玉ねぎ・・・1/2個(冷凍したあめ色玉ねぎを使用)
にんにく・・・5g(すりおろし)
しょうが・・・5g(すりおろし)
中心のスパイス
ターメリック・・・小さじ1/2
カイエンペッパー・・・小さじ1/4
パプリカ・・・小さじ1/4
コリアンダー・・・小さじ2
塩・・・小さじ1/4
トマト缶・・・100g
水・・・200ml
鶏もも肉・・・200g
はい、できあがり。
「パウダースパイス→トマト」の方がパンチの効いた味わいだ。
カイエンペッパーの辛みも強いし、こちらの方がシャープさがある。
「トマト→パウダースパイス」の方は、トマトのうま味がどっしりと腰を据えている印象だ。
結局は、私自身がどんなカレーを作りたいのか?という好みの問題だ。
しかし、パウダースパイスを入れる順番を変えることによって、味わいにどんな違いが生じるのか?を私自身の口で理解しておくことは大切なことだ。
こんな地道な作業を積み重ねることによって、私だけの理想のカレーに近づけるのだろう。
ではでは。
14. ターメリック・カイエンペッパー・コリアンダーなしでもカレーになるのか?
どもども。
カレーを作るうえで欠かせないスパイスは、①ターメリック、②カイエンペッパー、③コリアンダーと言われている。
巷にある多数のレシピ本でも「とりあえず初めに買うべきスパイス」として紹介されており、誰も異論を唱える者はいないだろう。
朝食といえば、ごはん、納豆、生卵が史上最強(少なくとも私にとってはだが、、)
というのと同じで、もはや常識なのだ。
しかし「ターメリック・カイエンペッパー・コリアンダー」がなければ、カレーにならないということだろうか?
この疑問を検証するため、私が個人的に好きなスパイス5種類を使って、いつも通りに作ってみた。
ちなみに、今回はパウダースパイスのみを使用した。
~材料~
油
玉ねぎ・・・1/2個(冷凍したあめ色玉ねぎを使用)
にんにく・・・5g(すりおろし)
しょうが・・・5g(すりおろし)
トマト缶・・・100g
中心のスパイス
パプリカ・・・小さじ1/2
クミン・・・小さじ1/2
ブラックペッパー・・・小さじ1/2
フェヌグリーク・・・小さじ1/4
フェンネルパウダー・・・小さじ1/4
塩・・・小さじ1/4
水・・・200ml
鶏もも肉・・・200g
はい、できあがり。
結論からいえば、ちゃんとカレーになっている。
これはこれであり、しかもおいしいのだ。
もはや何を以ってカレーというのか、私自身もわからない。
ただ、教科書通りがすべてではないということだ。
これからも私だけの理想のカレーを追い求めていきたい。
ではでは。
13. フェヌグリークを真っ黒になるまで焦がしてみたら苦みが消えた!?
どもども。
これまでもフェヌグリークを使ったことがある。
甘い香りはいいのだが、どうしても強烈な苦みが残ってしまうので、あえて使うようなことはなかった。
でも、それは技術でなんとかなるようなのだ。
フライパンに油を入れ、湯気が立ち上る程度まで強火で加熱する。
そこへフェヌグリークを投入。
「ジュワッ」という音と共に、キャラメルとかメープルのような甘い香り、そしてコーヒーのような香ばしい香りが一気に広がる。
なんだか幸せな気分になる香りなのだ。
でも、中途半場な加熱で終えてしまうと、フェヌグリークの強烈な苦みは残ったままだ。
ここからさらに、フェヌグリークが真っ黒になるまで加熱し焦がしてみる。「おいおい大丈夫か、、?」と心配になるが、じっと我慢だ。
そして、甘い香りは焦げついた苦い香りにだんだん変化する。
ここまで加熱しなければ、フェヌグリークの強烈な苦みは消えないのだ。
はい、できあがり!
フェヌグリークの甘い風味はしっかりある。
食べてみると、真っ黒になったフェヌグリークの苦みは意外と気にならない。
どうやらフェヌグリークの攻略法を見つけてしまったみたいだ。
ではでは。
12. 嫁絶賛!スパイスでカポナータ風を作ってみた
どもども。
「カポナータ」とはイタリアのシチリア島発祥の揚げなすの甘酢煮のこと。
スパイスを使ってアレンジしてみたらまさかの嫁絶賛。
材料は下記の通り。
油・・・大さじ1
はじめのスパイス
クミンシード・・・小さじ1/2
フェンネルシード・・・小さじ1/4
にんにく・・・1片 すりおろし
しょうが・・・1片 すりおろし
玉ねぎ・・・1/2個 薄くスライス
中心のスパイス
パプリカパウダー・・・小さじ1/2
コリアンダー・・・小さじ2
塩・・・小さじ1/4
なす・・・1本
ズッキーニ・・・1本
トマト缶・・・200g
酢・・・大さじ1
砂糖・・・小さじ1/2
仕上げのスパイス
ブラックペッパー・・・適量
□なすは大きめの短冊状に切り揚げ焼きしておく(油・・・大さじ4)
□煮込みすぎると形が崩れるので、4~5分程度でOK
はい、できあがり!
フェンネルのアニス系の香りにブラックペッパー、酢は相性がいい。アニス系単体ではクセのある強烈な甘い香りだが、それが和らぎバランスがよくなる。
中心のスパイスはまだまだアレンジしたい。
ではでは。
11. ネパールカレーは食べたことがないけど作ってみた
どもども。
先日、こんな興味深い記事を読んだ。
にんにくとしょうがの投入順を変えることによって、どんな味わいになるのか?
気になったので試してみた。
~材料~
はじめのスパイス
クミンシード・・・小さじ1/2
玉ねぎ・・・1/2個(冷凍したあめ色玉ねぎを使用)
鶏もも肉・・・200g
中心のスパイス
ターメリック・・・小さじ1/2
カイエンペッパー・・・小さじ1/4
パプリカパウダー・・・小さじ1/4
コリアンダー・・・小さじ2
にんにく・・・5g(すりおろし)←ここで投入
しょうが・・・5g(すりおろし)←ここで投入
トマト缶・・・100g
水・・・200ml
塩・・・小さじ1/4
はい、できあがり!
お皿に盛りつけの時点でぶわっとにんにくの香りがやってきた。
まさににんにくの先制パンチ。
にんにく、しょうがの青臭さを味わうことができるカレーだ。
加える順番を変えるだけで、こんなにも違う味わいになってしまうなんて、、
私は「カレー道」のさらに奥深くへ迷い込んでしまった。
そして翌日は冷凍のあめ色玉ねぎのストックを切らしてしまったのだが、
「玉ねぎなしならどうなるだろう?」
ということで、、昨日と材料や分量はそのまま、玉ねぎなしで作ってみた。
はい、できあがり!
しゃばっとした仕上がり。そしてスープはすっきり、いさぎよしだ。
にんにく、しょうがの香りもガツンとある。
これによって、玉ねぎはとろみや甘み・コクを出すための役割を果たしているということが確認できた。
それから気になったのがスパイスのこぞみだ。
とろみがないからパウダースパイスが全体になじまない。これではせっかくのスパイスが台無しだ。
パウダースパイスの分量を調整、もしくはホールスパイスの使用がいいのかもしれない。
ではでは。
高級旅館に泊まることは贅沢なのだろうか?
どもども。
先週末、妻とふたりで伊東のとある高級旅館へ宿泊。
「子どもが生まれたらのんびり旅行なんてしばらくできないし、贅沢しちゃおう」
ということで、思いきって予約したのだ。
高級ホテルもしくは旅館に泊まる、おいしいコース料理を食べる、ゆっくり温泉に浸かる、、
それらを多くの人が求める「贅沢」と呼ぶのだろう。
でも、それが私にとっての贅沢とは限らない、というかむしろ違うかもしれない。
では、私にとっての贅沢とは何だろうか?
それは私のペースで、私の好きなようにできることだ。
私には、ひたすらのんびりというのは性に合わない。
何かが引っかかるのだ。
せっかくおいしいごはんを食べるなら、ゆっくり温泉に浸かるなら、とことん腹を空かせたい、身体を動かし汗をかきたいのだ。
(極端なことを言えば、例えばフルマラソンを走るとか?)
ただひらすらのんびりして、ごはんがおいしいわけがない、温泉が気持ちいいわけがない。
私がただのドMってだけだろうか?
でも、私は少なくともそういう性格なんだと思う。
贅沢は長い時間を過ごして感じられるだけではない。
今朝は休日なので、のんびりコーヒーを飲みながら、窓から入ってくる心地いい風によって身体も心もほどけるような、、
私はそういうふとした瞬間に訪れる贅沢をじっくり味わえればそれでいい。
むしろふいに訪れるからいいのだと思う。
高級旅館から帰ってきて、そんなことに改めて気づいたのでした。
ではでは。